「推薦入試は逃げだ」という言葉に縛られ、受験のマネーゲームに違和感を感じていませんか?
- 一般受験で合格してこそ、本当の実力だ
- 指定校推薦で大学に行くなんて、厳しい受験戦争から逃げているだけの『甘え』なんじゃないか?
- 滑り止めを含めて何校も受験すると、親に莫大なお金を負担させてしまうのが申し訳ない……
18歳、高校3年生。部活も引退し、周りの同級生たちが一斉に「受験モード」へと切り替わり、目の色を変えて塾や予備校の自習室にこもるようになる時期。
学校の進路面談では、当然のように「チャレンジ校」「実力相応校」「滑り止め(安全校)」をそれぞれ複数受験するプランを提案されます。しかし、その受験計画を冷静に計算してみた時、あなたは得体の知れない「違和感」に襲われていないでしょうか。
タロウ大学を受験するだけで、なんでこんなに莫大なお金が飛んでいくんだ?
私立大学を1校受験するだけで約3万5千円。
3校、4校と併願すれば受験料だけで十数万円が消えます。さらに異常なのが、本命校の合格発表前に「滑り止めの大学」の入学手続き締め切りが来てしまうシステムです。キープするためだけに20〜30万円という高額な入学金を振り込み、本命に受かればそのお金は「キャンセル料」として大学側に没収される。



いや、これおかしいだろ。なんだこの悪徳ビジネス!
この現実に気づいた時、真面目で親思いな高校生ほど、「本当にこれでいいのだろうか」「この不毛なマネーゲームに親を巻き込んでまで、一般受験という『正義』を貫く必要があるのだろうか」と深く葛藤します。一方で、推薦入試を選ぶことに対して「周りは挑戦という道を選択しているのに、自分だけ楽をしていいのか」という罪悪感も拭いきれない。その葛藤はよくわかります。
この記事では、現在プライム上場企業で働き、二児の父親として「普通の幸せ」を噛み締めている私(タロウ)が、高校3年生(18歳)の時に直面した「大学受験というビジネススキームへの嫌悪感」と、そこから指定校推薦を活用して受験を回避したリアルな実体験をお話しします。
結論から言えば、一般受験だけが正義ではありません。不毛なマネーゲームに親を巻き込まないためにも、過去の努力という「資産(内申点)」をフル活用し、「推薦枠」で手堅くゴールを奪うのは、甘えでもなんでもない、立派で賢い生存戦略です。
大学なんてどこに行ってもさほど人生変わりませんから。大事なのはそこで何を意識してどう生活したかです。
教育業界が作り上げた「苦労してこそ美徳」といったポジショントークに付き合う必要はありません。かつて大学という組織の商業主義に嫌気がさし、したたかに推薦という切符をもぎ取った私からの、超現実的な先回りアドバイスをお伝えします。自分の進路選択に自信を持てず、周囲の目に迷っているあなたの、確かな判断基準になれば幸いです。
18歳の違和感。大学という「ビジネススキーム」へのアホらしさ
私がこの「受験のマネーゲーム」に対する強烈な嫌悪感にぶつかったのは、まさに高校3年生、18歳の時でした。
当時、私は「都市デザイン」という分野に興味があり、その学科がある大学への進学を希望していました。都市デザイン系を学べる大学はいくつか存在していましたが、進路指導室で受験のスケジュールを組み、親が支払うことになる金額をシミュレーションした時、私は衝撃を受けました。
受験料、交通費、そして何より「滑り止めとして押さえ、そしてキャンセルするだけで数十万円が簡単に飛んでいく」という事実。これまでの予備校とは別途で数十万か…。



これって、ただの集金システムじゃないか?
18歳の私には、これが教育機関の本来あるべき姿だとは到底思えませんでした。国が運営する公立の教育機関がもっと質が高く、間口が広ければ、金に物を言わせる理事長がトップに居座り、受験生の不安を煽って金を巻き上げるような私立大学が乱立することもないだろう。私は、大学という巨大なビジネススキームそのものに、心底「アホらしさ」を感じてしまったのです。
「こんな不毛なマネーゲームに、親を絶対に巻き込みたくない」
「親に多大な経済的負担をかけてまで、『一般受験で戦った』というクソの役にも立たないプライドを守る意味などない。しかも滑ったらシャレにならない。」
そう決意した私に、一つの大きな武器が残されていました。
それは「高校1、2年生の時の成績(内申点)」です。
実は、高校2年生の時にサッカー部で膝の靭帯を断裂する大怪我を負って以降、私はしばらく燃え尽きたような状態になり、勉強も手につかなくなっていました。そのため、3年生になってからは明らかに成績が落ち始めていたのです。一般受験で戦うには、正直言ってかなり厳しい状況でした。
しかし、怪我をする前、高校1・2年生の時に「文武両道」と自分を律して積み上げてきた内申点の貯金がありました。計算してみると、その過去の貯金をフル活用すれば、都市デザイン学科のある第一志望の大学の「指定校推薦」の基準をギリギリ満たせることがわかったのです。
私は迷わず、その指定校推薦の枠に手を挙げました。
結果として、他の大学は一切受験することなく、たった1回の校内選考と面接だけで、本命の大学進学を勝ち取りました。数十万円の無駄な出費をゼロに抑え、マネーゲームから完全に降りたのです。
先回りアドバイス:過去の「資産」をフル活用して手堅くゴールを奪え
この高校3年生の時の実体験から、これから進路決定という大きな決断を下すあなたへ、私が強くお伝えしたい「先回りアドバイス」は以下の通りです。
「推薦入試は甘えだ」「苦労して一般受験を乗り越えてこそ価値がある」という言葉は、持たざる者の嫉妬、あるいは教育産業のポジショントークです。あなたがこれまでの高校生活でコツコツと積み上げてきた「内申点」があるなら、それは紛れもないあなた自身の立派な『資産』です。
その資産をフルに投資して、親の経済的負担を最小限に抑え、最も手堅くゴール(志望校合格)を奪うことは、社会に出てからも求められる「賢いリスクヘッジ」そのものです。
社会に出ればわかりますが、「自己満で苦労をして、たくさんのお金と時間をかけて成果を出した人」よりも、「手持ちの資産(過去の信頼や実績)を上手く使い、最小のコストと最短の時間で同じ成果を出した人」の方が、圧倒的に高く評価されます。
つまり、要領の良さですね。苦労が悪だとは言いませんが、使えるものは使うのです。
高校生活において、定期テストのたびに準備をし、提出物を守り、授業態度に気をつけて積み上げてきた「内申点」は、一夜漬けでどうにかなるものではありません。それは一般受験のペーパーテストの一発勝負よりも、ある意味でよほど過酷な「3年間の継続力」の証明なのです。
だからこそ、指定校推薦を使うことに1ミリも引け目を感じる必要はありません。
あなたは「逃げた」のではなく、「過去の自分が頑張って稼いだチケットを、最も効果的なタイミングで使った」だけなのです。
もし、推薦で早く進路が決まったことで「一般受験組に対して申し訳ない」と思うのなら、その空いた膨大な時間と、親に払わせずに済んだ数十万円というお金を、本当に価値のある自己投資に回してください。
例えば、大学入学前に必要なパソコンのスキルを学ぶこと。プログラミングや英語など、オンラインで学べる質の高い学習サービス(『スタディサプリ』の大学受験を超えた教養講座や、Udemyなどの専門スキル講座)にお金と時間を投資すること。あるいは、読書をして圧倒的な知識をインプットすること。
受験というゴールのためではなく、「大学に入ってから、あるいは社会に出てから活躍するための実弾」を装填する期間として使うのです。これこそが、マネーゲームを回避した賢者が取るべき、次の手堅い戦略となります。
綺麗なマニュアルはない。他人の美学より、自分と家族の「実利」を取れ
世の中には、「青春のすべてをかけて受験勉強に打ち込む姿こそが尊い」「最後まで諦めずに一般入試で戦い抜こう」という、ドラマのような綺麗なストーリーが溢れています。
確かに、それも一つの生き方です。しかし、他人が勝手に作り上げた「受験の美学」のために、あなたの親が汗水垂らして稼いだお金が、大学のビジネスの養分として吸い上げられていくのは、あまりにも馬鹿げています。
あなたの人生の責任を取ってくれるのは、学校の先生でも、塾の講師でも、「推薦は甘えだ」と陰口を叩く同級生でもありません。あなた自身と、あなたを支えてくれる家族だけです。
だからこそ、世間の綺麗なマニュアルや同調圧力に流されるのではなく、冷徹なまでに「自分と家族にとっての実利」を取りに行ってください。
「お金を無駄にせず、確実な道を選ぶ」。これほど親孝行で、これほど大人びた知的な判断はありません。
18歳の私が指定校推薦を選んだことは、今振り返っても「人生でトップクラスに賢い選択だった」と断言できます。
あの時、不毛なマネーゲームを回避し、精神的な余裕を持った状態で大学生活のスタートラインに立てたからこそ、その後の人生においても「ルールに盲目的に従うのではなく、最も効率的で確実な抜け道を探す」という、強靭なサバイバル能力が身についたからです。
あなたには、その切符(内申点)を使う権利があります。
周りの雑音は完全にシャットアウトし、胸を張って、その特急券を握りしめてください。
昨日より1.1倍のブラッシュアップが普通の幸せを作る
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
「推薦入試を選ぶのは逃げなのではないか」というあなたの迷いが、実は自分と家族を守るための「賢く手堅い戦略」なのだと、視界が少しでもクリアになったのなら嬉しいです。
普通の人生を攻略するための劇的な魔法など存在しません。周囲と同じレベルで頑張っているつもりでも、それは0.9倍の掛け算になってしまう可能性があります。ポイントは、昨日よりも1.1倍のブラッシュアップを積み重ねること。その小さな差異にこの記事がお役に立てれば嬉しいですし、それこそが目まぐるしく変革する社会でも平均以上に適合できて、自分が望む『普通の人生』を掴み取るための唯一の道だと確信しています。









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