高校推薦に向けて「優等生」を演じるのは悪か?13歳で気づいた推薦受験の戦略

中学校の教室で、学ランを着た優等生の男子生徒が授業後にノートを開いて先生に質問している様子
目次

内申点のために自分を偽ることに、嫌気がさしていませんか?

  • 高校の推薦入試を狙うなら、すべての先生に気に入られる必要がある?
  • 理不尽な校則や指導に対しても、内申点のためにニコニコと『優等生』を演じている自分が嫌になる
  • 評価のために本当の自分を押し殺してまで、大人の顔色をうかがうのは間違っているのではないか…

小学校を卒業し、中学校という新しい環境に入って間もなく、誰もが直面する社会の縮図があります。それが「内申点(絶対評価・相対評価)」という、大人の目を通した数値化された評価システムです。

タロウ

先生に気に入られるためだけに、自分を偽るなんてダサいんじゃないか?

定期テストの点数だけでなく、授業中の挙手頻度、提出物の丁寧さ、さらには教師に対する態度や言葉遣い、生活態度までが、高校進学という人生の大きな分岐点を左右する「成績」として記録されていく。この事実を前にしたとき、正義感が強く、友人もそれなりの数を抱え、自我が芽生え始めた中学生ほど葛藤を抱えるはずです。

  • 媚びを売ってまで良い成績を取りたくない
  • ありのままの自分を評価してくれない環境がおかしい

その純粋な怒りや、自分を曲げることへの強い抵抗感、そして、

このまま自分を偽り続けたら、自分が自分でなくなってしまうのではないか

このような思春期ならではの得体の知れない焦り。その息苦しさは、痛いほどよくわかります。

この記事では、プライム上場企業で働き、現在二児の父親として「普通の幸せ」を噛み締めている私(タロウ)が、中学1年生(13歳)の時に経験した「高校の推薦入学を意識した際の葛藤」と、そこから得たリアルな教訓についてお話しします。

結論から言えば、「評価のために自分を偽るなんて」という青臭いプライドは、今すぐゴミ箱に捨ててください。目的(志望校合格)のために一時的に自分を適応させ、評価者(先生)のルールに乗るスキルは、社会に出てからあなたを救う「最強の生存戦略」そのものです。

教育評論家が語るような「ありのままの君でいい」といった無責任な綺麗事ではありません。厳しい社会の荒波に揉まれ、理不尽な組織の中で「普通の幸せ」を勝ち取ってきた私からの、超現実的で冷徹な「先回りアドバイス」をお伝えします。自分のプライドと進路の間で身動きが取れなくなっているあなたの、視界をクリアにする劇薬になれば幸いです。

<この記事の現在地> 本記事は、高校受験の「内申点」のために自分を偽ることに葛藤を抱える方に向けて、評価者のルールに乗ってしたたかに「優等生」を演じ切るという超現実的な生存戦略について解説しています。目先の成績や受験を乗り越えるだけでなく、その先に続く「後悔しない進学・教育プランの設計」や、最終的に家族の『普通の幸せ』を守り抜くための全体像を先回りして知りたい方は、以下のまとめ記事もあわせてご覧ください。

13歳の葛藤。目標もなく、ただ環境に不貞腐れていた日々

私がこの「評価されることへの猛烈な嫌悪感」にぶつかったのは、まさに中学1年生、13歳の時でした。

当時の私は、田舎の中学校という閉鎖的な環境に強い不満を抱いていました。周囲の同級生たちは幼稚に見え、何より、ビジネスマン(サラリーマン)として働いたこともない教師たちの人生の先輩面と「生徒を型にはめようとする指導」がどうしても許せなかったのです。

「なぜ、ただの課題を出すだけで、あんなにへりくだった態度をとらなければならないのか」 「授業の内容は理解して点数も取れているのに、ノートの取り方や授業態度が先生のお気に召さないというだけで、なぜ評価が下がるのか」

当時の私の目には、教師に気に入られて高い内申点をもらっている生徒たちが、まるで「魂を売った操り人形」のように映っていました。そして、そんな彼らを軽蔑することで、「自分はあいつらとは違う。自分の信念を曲げない強い人間だ」と、思春期の安いプライドを保っていたのです。

「大人の顔色なんて絶対にうかがわない。実力だけで勝負してやる」

そう息巻いて、私は授業中も愛想笑い一つせず、ただ淡々とテストの点数だけを取ることに固執していました。しかし、明確な将来の目標があったわけではありません。「ただ現状が気に入らないから反発している」という、非常に生産性の低い状態でした。

しかし、中学生活が徐々に進むにつれ、ある現実が私に重くのしかかってきました。 私が「どうしても行きたい」と心から思える、文武両道で自由な校風の第一志望の高校が見つかったのです。そして、男女共学!その高校に最も確実に入るためのルートが「推薦入学」であり、それには私が忌み嫌っていた「圧倒的な内申点」が絶対に必要不可欠でした。

「このままの不愛想で、無駄なプライドを守り続けるか」 「それとも、プライドを捨てて、第一志望という『本当の目的』を取りにいくか」

13歳の私は、人生で初めてのいわば損益分岐点に立たされたのです。

先回りアドバイス:「評価者のルール」に乗ることは、高度な処世術である

悩み抜いた末に、私は決断しました。 「第一志望の高校に行くためなら、喜んで先生の望む『完璧な優等生』を演じ切ってやる」と。大人になった今から思うと、何をこんなくだらないことで悩んでいたのかと笑えてきますが、当時の少年からすると人生と人格を左右する一大事だったのです。

これから推薦入試や内申点の壁に挑むあなたに、私が強くお伝えしたい「先回りアドバイス」は以下の通りです。

先回りアドバイス

「評価のために自分を偽る」ことを「悪」や「負け」だと思い込むのはやめましょう。それは自分を失うことではなく、目的を達成するために「機能としての自分(ペルソナ)」を使いこなすという、極めて高度で知的な生存戦略です。

私は中学1年の秋頃から、学校での立ち振る舞いを完全に変えました。 授業中は誰よりも早く手を挙げ、先生の目を見て自然に頷き、提出の必要がある科目のノートは黒板の丸写しだけでなく「先生が口頭で言ったポイント」を赤字で目立つように書き込みました。すれ違う時には自然な笑顔でハキハキと挨拶をし、面倒な委員会活動も率先して引き受けました。

心の中では「こんな馬鹿馬鹿しいアピール合戦に何の意味があるんだ」と冷ややかに笑っていましたが、表面上は「学校生活に全力で取り組む、前向きで素直な中学生」を完璧に演じ切ったのです。

結果はどうだったか。 驚くほど簡単に私の内申点は上がり、無事に第一志望の高校への推薦枠を勝ち取ることができました。

その高校の基準は40。そしてオール5の9教科でMAX45のところ、対象期間の平均内申点は43でした。どうしても特定の捻くれた先生との相性が最後まで合わなかった「技術・家庭科」と「音楽」はテストの点がほぼ満点だったのですが最後まで「4」でしたね(笑)

この経験は、私がその後、社会人として上場企業で働く上で、とてつもなく大きな財産になりました。 なぜなら、社会に出ても、これと全く同じ構造が永遠に続くからです。

会社に入れば、あなたを評価するのは「上司」です。ビジネスの世界では、あなたを評価するのは「顧客」です。彼らは皆、それぞれの「評価のルール」を持っています。

上司が「プロセスを重視し、こまめな報告(ホウレンソウ)を求めるタイプ」であれば、あなたがどれだけ結果を出しても、報告を怠れば評価は下がります。顧客が「丁寧なコミュニケーション」を求めているのに、「自分は技術力があるから愛想笑いはしない」と突っぱねれば、契約は打ち切られます。

「本当の自分をわかってほしい」「ありのままの実力を評価してほしい」というのは、評価される側の完全な甘えです。 世の中は、評価する側(ルールを作る側)が常に有利にできています。その理不尽なゲームの中で勝つためには、まず相手のルールを徹底的に分析し、相手が求めている「役割」を演じ切る能力が絶対に必要不可欠なのです。

※ただし、24時間365日ずっと自分を偽り続けると、心は確実に壊れます。重要なのは「これは志望校に入るための、ただのゲームだ」と割り切ることです。学校という空間では「優等生」という仮面を被り、ゲームのポイント(内申点)を稼ぐ。そして、家に帰ったり、学校外のコミュニティに行ったりした時には、その仮面を脱いで「本当の自分」を解放するのです。 もし、学校の授業レベルが低く、優等生を演じながら本当の実力(学力)を身につけることに不安があるのなら、自宅で効率的に学べる『スタディサプリ』などのオンライン学習サービスや、自分のペースで深掘りできる質の高い個別指導塾を併用することをおすすめします。「学校は内申点を稼ぐ場所」「塾やオンライン学習は、高校入学後にも通用する本物の学力を磨く場所」と、完全にリソースを分散させるのが、大人の賢いリスクヘッジです。

綺麗な成功法則はない。泥臭く「チケット」を掴み取れ

世の中には、「自分らしさを大切にしよう」「嘘偽りのない心でぶつかれば、必ず理解される」といった、道徳の教科書に載っているような綺麗な成功法則が溢れています。

しかし、断言します。綺麗事だけでは、あなたが望む未来へのチケット(推薦枠)は手に入りません。

「自分を偽りたくない」と言って反発し、内申点を落とし、本当は行きたかった高校を諦める。それは果たして「自分らしさを貫いた」と言えるのでしょうか。私には、単に「評価のルールに適応する努力から逃げただけ」に思えてなりません。

本当の自分らしさや、あなたの譲れない信念は、希望する高校に入学し、さらに広い世界に出てからいくらでも表現することができます。 むしろ、高いレベルの環境(志望校)に行けば行くほど、理不尽なルールで縛り付けてくる大人は減り、あなた自身の「個」を尊重してくれる素晴らしい出会いが待っています。

だからこそ、今は泥臭く、計算高く立ち回ってください。 先生の顔色をうかがう自分を、恥じる必要はありません。それは「自分の目標のために、感情をコントロールして最適な行動を選択できている」という、あなたが大人になり、精神的に成熟している何よりの証拠なのです。

おそらく、高校推薦の内申点に関する内容をここまで実体験にそった内容で記載している書籍などは無いですし、この内容で十分的確に伝えられている自負があります。

学校という狭い水槽の中で、教師のルールという波に逆らって体力を消耗するのはやめましょう。 その波に上手く乗り、したたかに「優等生」を演じきって、一番良い景色が見える水槽(志望校)へと飛び移る。それこそが、普通の人が自分の人生の主導権を握り、幸せを守り抜くための現実的で着実な行動です。

昨日より1.1倍のブラッシュアップが普通の幸せを作る

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 「自分を偽ること」への嫌悪感に苦しみ、どう立ち回るべきか迷っていたあなたの心に、冷徹で確かな戦略を提示できたなら嬉しいです。

普通の人生を攻略するための劇的な魔法など存在しません。周囲と同じレベルで頑張っているつもりでも、それは0.9倍の掛け算になってしまう可能性があります。ポイントは、昨日よりも1.1倍のブラッシュアップを積み重ねること。その小さな差異にこの記事がお役に立てれば嬉しいですし、それこそが目まぐるしく変革する社会でも平均以上に適合できて、自分が望む『普通の人生』を掴み取るための唯一の道だと確信しています。

次のステップへ:評価のルールを攻略は、本当の自分を活かす「スタート」です

目的のために感情をコントロールし、したたかに「優等生の仮面」を被って内申点(チケット)を勝ち取ることは、理不尽な社会を要領よく生き抜くための最初のステップに過ぎません。その高度な生存戦略を武器にして、手に入れた高いレベルの環境(志望校)で次にどう動き、将来のキャリアへと繋げていくかが、あなたの本当の可能性を大きく決定づけます。

目先の受験というゲームをクリアした後に「次は何を目標にすればいいのか」と迷うのではなく、事前にどんな進学の壁や選択肢があり、どう動けば自分の個性が最大限に活きる環境やその先の『普通の幸せ』を手に入れられるのか。全体像を知り対策を打っておくことが、人生を守る最大の防衛線です。今後の全体像と具体的な先回り対策については、以下のロードマップで公開しています。ぜひチェックして、あなたにとって普通の幸せな人生を手に入れてください。

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この記事を書いた人

プライム上場企業で働く二児のパパ。現代では難易度MAXとなってしまった「普通の幸せ」を守る『人生先回りアドバイザー』。
些細な選択の積み重ねが招く「大きな失敗」を防ぐため、仕事、趣味、教育、人間関係、家計などにおける人生プランを日々模索中。

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