大学3年でネットワークビジネス?21歳で学んだキャッシュフローと基準値と撤退ライン

夜景の見える高層ビルで、MLMミーティングのキャッシュフロークワドラントのプレゼンを聞く若い男性
目次

ネットワークビジネスの誘い。正しい知識と取り組み方がわからず迷っていませんか?

  • 知人から『将来自由になれるビジネスがある』と誘われた。興味はあるけど踏み出せない
  • 労働収入だけでなく、権利収入という言葉に惹かれるが、業界への知識がない
  • ネットワークビジネスに興味はあるけれど、友達を失うのではないか、本当に稼げるのか不安

大学生活も折り返し地点を過ぎ、就職活動の足音が聞こえ始める時期。そんな時、ふと身近な人から持ちかけられ6年の間取り組んだ「ネットワークビジネス(マルチレベルマーケティング)」の話。他の記事と比べるともしかしたら普通以上の体験談かもしれません。

しかし「このまま就職して、40年間を毎日満員電車に揺られて働き続けるだけでいいのか?」というあなたの漠然とした不安を突くように、「権利収入」「不労所得」「経済的自由」といった魅力的なキーワードが耳に入り始める年代が20代前半からだと思います。

今のままのレールを進むだけで、本当に幸せになれるのだろうか? しかし、ネットで検索すれば「怪しい」「やめとけ」「犯罪」「ポンジスキーム」というネガティブな情報ばかりが目につき、かといって誘ってくれた人は熱心に成功体験を語る。どちらを信じて、どう取り組めばいいのかわからず、身動きが取れなくなっているのではないでしょうか。

この記事では、プライム上場企業で働き、現在二児の父親として「普通の幸せ」を噛み締めている私(タロウ)が、大学3年生・21歳の時に「ネットワークビジネスに取り組むことを決意し、関係者と関わり始めた」体験をお話しします。

机上の空論や、一方的な批判(あるいは擁護)ではありません。私が身をもって学んだビジネスの基礎と、そこから導き出した「絶対に後悔しないための先回りアドバイス」です。正しい知識がないまま飛び込んで失敗したくないあなたは、ぜひ最後まで読んでみてください。

<この記事の現在地> 本記事は、大学3年生というキャリアの分岐点で自分にとっての「働き方の本質」に気づき、迷いながらも行動を起こした体験談です。ネットワークビジネスという枠にとどまらず、「20代・30代で後悔しないための確実なキャリア設計の全体像」を先回りして知りたい方は、以下のまとめ記事もあわせてご覧ください。

21歳の焦りと「キャッシュフロー・クワドラント」の衝撃

私がネットワークビジネスの世界に足を踏み入れたのは、大学3年生、21歳の時でした。

周りが少しずつ就職活動に向けた準備を始める中、私の心の中には得体の知れない焦りがありました。「このまま周りと同じように就職し、会社員として給料をもらい続けて終わる人生でいいのだろうか」。

そんな時、ある先輩から衝撃的な概念を教えられました。それが「労働収入と権利収入」、そして<swell_bold>「キャッシュフロー・クワドラント」</swell_bold>という考え方です。 これは、世の中の働き方を以下の4つに分類したものです。

E(従業員)

自分の時間を会社に切り売りして安定した給料をもらう働き方。

B(ビジネスオーナー)

自分が現場にいなくても、システムや他人が働いて収入を生み出す仕組みを持つ働き方。

S(自営業者)

独立して自らの腕で稼ぐが、自分が働き続けないと収入が止まる働き方。

I(投資家)

お金を投資し、お金に働いてもらってさらに資産を増やす働き方。

当時の私は、お金を稼ぐ=「E(従業員)」になることしか知りませんでした。しかし、この概念を知り、自分の労働力に依存する左側(E・S)の世界にいる限り、本当の意味での時間的・経済的自由は得られず、仕組みを作る右側(B・I)の世界へ移行しなければならないという現実を突きつけられたのです。

「自分は一生、時間を切り売りする『従業員』のままで終わってしまうのか」

過激な絶望感というよりは、自分の将来の選択肢の狭さに対する、静かで確実な危機感でした。働き方と人生の在り方について、生まれて初めて真剣に考えた瞬間です。

そんな私の危機感を見透かすかのように提案されたのが「ネットワークビジネス」でした。「学生の今から少資本でビジネスオーナー(B)側の思考を持ち、権利収入の仕組みを作らないか」という誘い文句は、当時の私の心に深く刺さりました。そして私は、そのビジネスに取り組むことを決意したのです。

ただ、今だから思うことはこのように考え始める大学生は一定数いるのでしょう。それがゆえに変な悪徳ビジネスが横行するのだと思います。社会人と学生業の狭間で試行錯誤している人は意外と多いのだと思います。

仕組みは学べるが情熱だけでは勝てない。私の体験と「撤退の前提条件」

実際にネットワークビジネス(マルチレベルマーケティング:MLM)の環境に飛び込んでみて、私はまず冷静に状況を分析することから始めました。

ネットワークビジネスと聞くと、盲目的に「怪しい」と拒絶する人もいますが、仕組み自体は合法的なマーケティング手法の一つです。酷似したビジネスが横行しているだけなのでまともな企業に参加すればお金をむしり取られるようなことはありません。幸い私は日本製の地味なMLM会社でしたので、そういう意味ではビジネスの基本を知るうえで最適な環境だったと思います。

私は、自分が取り組む会社がどのようなビジョンを持っているのか、扱っている製品は本当に価値があり、自分が自信を持って人に勧められるものなのかを徹底的に確認しました。自分に適した会社・環境かどうかを見極めることは、ビジネスの基本中の基本だと思ったからです。この感覚は今から振り返ってみてもズレていませんでした。

関係者たちが集まるミーティングにも参加し、目標設定の重要性、コミュニケーションスキル、プレゼンテーションの方法など、学校では絶対に教えてくれない「生きたビジネスの基礎」を学びました。これらは、後に社会人として働く上でも非常に役立つスキルだったと断言できます。

しかし、活動を続ける中で、私は現実に直面します。

ネットワークビジネスは、夢や情熱だけで成功するほど甘い世界ではない、ということです。

セミナーに行けば「行動し続ければ必ず成功する」と熱い言葉が飛び交いますが、現実は厳しい営業活動です。他の会社では人脈は尽き、断られる精神的ダメージは蓄積し、情熱だけで突破しようとして無理なローンを抱えたり、大切な友人を失ったりする人の話を聞きました。このような業界で活動してみると、他のネットワークビジネスに取り組む人と出会うことも珍しくありませんので。

そこで私が導き出した、これからネットワークビジネス(それに類する副業ビジネス)に挑戦しようか迷っているあなたへの「先回りアドバイス」は以下の通りです。

挑戦するなら、「いつまでに結果が出なければ辞める」という期限と撤退ラインを明確に定め、仕組みを学ぶ場と割り切ること。

ただし、この撤退ラインを引く前に、絶対に満たしておくべき「前提条件」があります。 それは、扱う製品の魅力、会社のビジョン、そして報酬プランについての説明を、アップライン(先輩や紹介者)相手に何度もロープレ(模擬練習)し、「これなら相手に伝わる」という十分な評価を得ていることです。

基礎的なプレゼン能力すら身につけないまま「稼げなかった」と辞めるのは、ただの逃げです。 製品やプランの価値を正しく伝える努力(インプットとアウトプットの訓練)を死に物狂いで行った上で、実際のフィールドに出る。そこまでやり切って初めて、自分の適性やビジネスの厳しさが正確に測れます。

MLMのミーティング参加は一般企業で言う出社、MLMの製品・会社・プラン説明は一般企業でもそのまま自社の説明、MLMの目標設定は一般企業で言うと管理職が行うような目標設定に近いです。

しっかりと準備と行動をした上で、仮にそこで撤退することになっても、「コミュニケーション能力やマーケティングの基礎を学ぶためのスクール代だった」と割り切れる範囲のお金と時間しか投資してはいけません。本気のロープレと実践を経たあなたには、確実に「社会で通用する思考力、行動力、営業力、プレゼン力」という財産が残っているはずです。

成功法則や情熱に溺れず、現実的で着実な行動を

世の中には、「これさえやれば誰でも稼げる」「仲間と一緒に夢を叶えよう」といった、耳障りの良い成功法則やマニュアルが溢れています。特にネットワークビジネスの環境では、そういったポジティブな言葉がシャワーのように降り注ぎます。

しかし、ビジネスの世界に絶対の成功法則などありません。

熱狂的な空気に飲まれ、現実的な収支の計算や自分の適性から目を背けてしまえば、待っているのは「普通の幸せ」からの転落です。「夢を諦めるな」という言葉は美しいですが、時には「冷静に状況を分析し、戦略的撤退を選ぶ勇気」の方が、あなたの人生を守るためにはるかに重要になります。

ネットワークビジネスを通じて働き方やキャッシュフローに興味を持ったあなたのアンテナは、非常に鋭く、素晴らしいものです。その興味を、盲目的な情熱に向けるのではなく、「現実的で着実なビジネス思考」へと昇華させてください。

本気の準備(ロープレ)をし、活動期限を決め、撤退ラインを守り、ビジネスの構造を学ぶ。その冷静さこそが、本当の意味での「ビジネスオーナー思考」への第一歩だと考えます。

昨日より1.1倍のブラッシュアップが普通の幸せを作る

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 ネットワークビジネスという、賛否両論あるテーマに対して、あなたが正しい知識と冷静な判断基準を持つための手助けになれたなら嬉しいです。ただ、今回のテーマは普通の人生かどうかで言うとそうではなかったかもしれませんが、中小~大手企業でそれなりの部署に配属され、上司ガチャにハズレなければMLMでなくても経験することができる、普通の人生を手に入れるためのスキルでしょう。

普通の人生を攻略するための劇的な魔法など存在しません。周囲と同じレベルで頑張っているつもりでも、それは0.9倍の掛け算になってしまう可能性があります。ポイントは、昨日よりも1.1倍のブラッシュアップを積み重ねること。

今回のことで言えば、ただ熱気に当てられて飛び込むのではなく、事前にキャッシュフローの仕組みを学び、徹底したロープレや実践で基礎力をつけ、自分なりの撤退ラインを引くという、その地味な差異にこの記事がお役に立てれば嬉しいですし、それこそが目まぐるしく変革する社会でも平均以上に適合できて、自分が望む『普通の人生』を掴み取るための唯一の道だと確信しています。

次のステップへ:ビジネス思考は人生を豊かにするための「手段」です

ネットワークビジネスに限らず自分にとって「しんどい」と感じる環境で身につけた力は、社会人生活において間違いなく大きなアドバンテージになります。しかし、どのような手段を選ぶにせよ、最終的なゴールは「豊かで安定した人生(普通の幸せ)」を確立することのはずです。

社会人になってからの具体的なステップアップの全体像については、以下のロードマップで詳しく公開しています。ぜひチェックして、あなたの人生をより確実なものにブラッシュアップしてください。

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この記事を書いた人

プライム上場企業で働く二児のパパ。現代では難易度MAXとなってしまった「普通の幸せ」を守る『人生先回りアドバイザー』。
些細な選択の積み重ねが招く「大きな失敗」を防ぐため、仕事、趣味、教育、人間関係、家計などにおける人生プランを日々模索中。

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